新生涯ディストーション

趣味・自己満足・ご都合主義による好きな音楽の所感置き場です

LSライブレポ

 

 

 

LUNA SEA

それは宇宙。

 

 

 

ごきげんよう皆さん。

 

早速ですが今回は、

昨年春に私が行ったルナシーの全国ホールツアーの感想レポ

を書き残したいと思います。

 

 

 

(ツッコミタイム 開始)

 

 

 

 

 

 

 

 

(ツッコミタイム 終了)

 

 

 

まず、なぜルナシーなのか。

そしてなぜ、今さら去年の春のライブのレポなのか。

 

そんなところでしょうか(それ以外のツッコミも常時受け付けております)。

 

 

 

このブログではほぼ書くことがないんですが、

私は実はルナシーの奴隷なのです。

(訳:ルナシーの公式ファンクラブ「SLAVE」の会員なのです。)

 

 


……ここまで書いて脳裏にチラついたんですけど、

万が一、日本のロックバンドLUNA SEAを知らない人がいたらとりあえずこのタイミングで調べてみておいていただけると!いいかなと!

→ LUNA SEA - Wikipedia

 

 

 

そんなルナシーとの出会いは私が中学生の頃なんですが、

この話はまたいつか書こうかな。

 

もれなくGLAYBUCK-TICKとか、その辺の話が先にあってのルナシーなので

ちょっとしたTHE ONEくらい長くなってしまうなきっと。

 

※意味がわからなくても検索しなくていいです!

 

 

10行少しタラタラと書いてきましたが、

つまり私はここ5~6年ルナシーが大好きで聴いてきたっていうわけです(22字に収まっちゃった)。

 

 

一番ライブに行ってる回数が多いのもルナシーかな。

 

なのでいわゆる90年代V系の住人をやりながら、

90年代邦ロック畑の住人をやりつつ現在の邦ロック含むポピュラー邦楽畑の住人をやっているというスタンスの農民なのです。農民ではないです。

 

なぜルナシーなのかについてはもうこのくらいにしとこう。

 

 

 

 

ではなぜ去年の春のライブの話をいまさら書き出すのかについてなのですが、

後述のレポ自体は去年のライブ後に書いてあったのです。

書いて、音楽文に投稿してたの。

 

 

 

音楽文とは。

 

「音楽文.com」という、あの天下のロッキング・オン様の投稿サイトです。

音楽文 powered by rockinon.com – 「音楽について書きたい、読みたい」音楽専門投稿サイト

 

プロアマ関係なく(多分)、老若男女さまざまな人々の好きな音楽への熱い文章がほぼ毎日更新されるバチバチにアツい文章投稿サイトなのですが、

私もここにたまーに書いた文章を投稿したりしています。良かったら読んでね。箸村しの です。

 

ルナシーのライブの感想も去年春、ここに投稿してあったんですが、

私が行ったのは全国ツアーの5ヶ所目で、

結構ライブ演出・一部セトリの詳細な流れを書いたレポだったので、掲載が見送りになったっぽいのです。

 

 

※音楽文様は投稿された文章を原則すべて掲載してくれる男気あふれるサイトですが、ツアーなどのライブ演出でネタバレになる可能性があるものは掲載が見送られる場合があります。

 

 

何度か投稿したことがありますが、掲載されなかったのは今のところこれだけだったはず。

 

 

 

そんな経緯があり、ライブ直後には掲載されなかったライブレポですが、

なんと私もそんなことはすっっっかり忘れており、

先日「そういや感想書いたけどあれ日の目見てねーな」と思い出したので、

ちょい加筆修正してここで供養したいと思います。

 

まーちょうど1年経ったし時効だろうなっていうことで。

 

 

 

 

 

※つまりここから先が本題、本文です。

 

2019年冗長文大賞有力候補だね……

 

 

 

ということで、ルナシーのちょっと真面目なライブの感想をどうぞ。

 

音楽文はマジでばりアツ素敵サイトなので一度ご覧になっていただければきっと楽しいです。

そしてこんな駄冗長文ブログは二度と訪れることがなくなるでしょう。やめて。

 

 

ではどうぞ。

万が一ここまで目を通してくれた人がいたら本当にありがとうございます。謝謝。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

LUNA SEAが歌い続ける愛


LUV」ツアーとアルバムの光

 

LUNA SEA LIVE TOUR 2018「The LUV -World left behind-」

 2018年3月 本多の森ホール(石川県)公演)

 

 

 

昨年末に新しいフルアルバムをリリースしたLUNA SEA

彼らは今、そのアルバムを携えてホールツアーを行っている。

 

5年程前からLUNA SEAを好きで聴いている自分もアルバムを買い、

3月の初めに2公演を観に行った。


ツアー5ヶ所目、石川県金沢市内のホールで行われた2日間である。

今回のツアーも前回アルバム「A WILL」ツアーに引き続き、

アルバムの収録曲が2公演のセットリストに分配されて「2日間来るとアルバム曲が(ほぼ)全て聴ける」という慣例になっているようだ。金沢の2公演では合わせて全ての収録曲が演奏された。

 

 

今回一番のハイライトは1日目の「闇火」と続けて演奏された「I for You」だ。

 

「闇火」はアルバムに収められた新曲。

アコースティックギターSUGIZOのバイオリンから始まるドラマチックな展開はまさに「LUNA SEAらしさ」に溢れた、彼らが得意とする部類の楽曲だと思う。

ライブでの演奏が一番気になっていた曲でもある。

 

1日目に「gravity」の後に演奏されたこの曲は、

圧されるような感覚の静寂から始まった。

ヒリヒリする静けさの中、観客が耳を澄ませている。

 

「この道には 帰り道はない/答えなどもう 消えてしまっているだろう」

 

このアルバムは総じて「愛」について歌ったアルバムになったということは、

リリース時のインタビューでメンバーも発言していたが、

「闇火」の歌詞は冒頭から異色である。

ここまでのアルバムの流れをガラリと変える、タイトル通り「闇」の1曲だ。

徐々に恐怖にも近い焦燥感を増していく楽器の音と歌詞。

 

「苛立ちが高まって 未来さえ綻びて/簡単な愛だけじゃ救えやしないよ」

 

それまでの曲では様々な状態でも信じ抱えていた愛が、

この曲では呑み込まれそうになっている。

というよりも、この主人公は愛に深く囚われ闇に迷っているのだ。

届かない愛と自分の中に吹き荒れる「嵐」のような黒い感情に恐れ、焦っている。

そうだと思ったのは、この日のライブで空気を震わせるこの曲を聴いてからだった。

 

答えをなくし、帰れずに佇む影をなぞるようにして「闇火」が終わった後、「I for You」が始まる。

このツアーではRYUICHISUGIZOINORANによるアコースティック編成で演奏されている。

原曲は言うまでもなく彼らのヒット曲だが、

今回のツアーで「闇火」の後にアコースティックアレンジで演奏されることには大きな意味があると思った。


愛に深く迷った闇の中に光が差すような歌声は、確かに光を集めている。

アコースティックギターとバイオリンの音は、

人肌のような柔らかい温度で救いの手をさしのべるようだった。

 

どんな人にも、どんな愛にも救いはある。

どんな愛にだって光は差すのだと、20年前に生まれたこの曲は力強く鳴り響く。

彼らが数え切れないほど歌い続けてきた「I for You」は、

これからどんな嵐が起こっても、何度でも光を呼び戻すのだと思う。

 

「I for You」の後、インストゥルメンタルの新曲「Ride the Beat, Ride the Dream」で真矢のドラムソロ、Jのベースソロと続く。

LUNA SEAは、彼らに手拍子を送るファン達と共に、戦い続ける意志を示していた。

 

先述の通り「愛」を歌ったアルバムを携えたツアーだが、本当に愛に溢れている。

そしてLUNA SEAはすべての愛の形を許容する。


このテーマのアルバムが出てやっと、今さら、LUNA SEAは30年間ずっと変わらず愛を歌ってきたバンドなのだと気づく。

もちろん他にも様々な感情があり様々な景色があったけれど、

一貫して愛の形を描き続けたバンドだったのだ。本当に今さらだけど。

 

 

今回のツアーでメンバーは何度も、各地で「第二の故郷」発言をしている。

金沢も例に漏れず「大袈裟じゃなく第二の故郷」だそうである。

でも、第二の故郷がいくつあったって構わない。

ツアーの各地でそこまで思えるほどのライブができるということは、

第二の故郷ともいえる場所が多ければ多いほど、それは彼らの強さに直結する。

このツアーでも、LUNA SEAはさらに強くなっていくのだろう。


そしてアルバム「LUV」は、

複雑かつ重すぎる過去と心細く頼りない未来をこじ開ける、愛と光のアルバムだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

ということでした。

 

書いていて思ったんだけど、1年て経つの早いよね。

LUVリリースからはもう1年以上経つのかー。

 

 

ルナシーとかV系とか普段聴かないっていう方も、少しでも興味を持っていただけたらもうホントこれ幸い。幸いすぎる。

 

 

万が一億が一、ここまで読んでくださった方がいたら本当にありがとうございました……!!

お疲れ様でした……