新生涯ディストーション

趣味・自己満足・ご都合主義による好きな音楽の所感置き場です

6月に買ったCD

 

さて今月もそろそろ、先月買ったCDについて書きます。

 

6月に買ったのはこちら!

 

 

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Enter Here / climbgrow

 

今回も新譜でないの買っちゃったんですけど、

まあ良しとしよう。

2015年にリリースされたミニアルバムです。

 

 

すっかりclimbgrow応援ブログと化しつつあるこのブログですが、

ホントに良いので私の熱がひと段落するまでは延々と騒いでいきます。

 

 

購入の決め手はこのアルバムがApple Musicになかったってことです。

 

「叫んだ歌」の音源をくれ……!

 

と思っていたので買いました。

 

 

 

まずいです   どんどん好きが増す。

 

 

これよりも新しいアルバムから聴き出した私にとっては、

めっちゃ新鮮で驚きだらけのミニアルバムでした……。

 

 

特筆するのは以下2曲。

 

 

Track.3「重ね言葉

 

タイトルからして好きなテイストなんですが、

とにかく始まり方と終わり方の良さで唸りました。

 

 

こればっかりは音源以上に伝える術がないんですけど、

歌始まりで、その歌い出しの声がまーーーーーーーあ良いっていうことです。

 

 

歌詞全体は切なく寂しげな別れの曲で、

ちょっと弱いです。

 

語り口というか、なんというか、

意志というか芯というかが弱い感じ

(なんて曖昧表現)。

 

 

サビの


いつだって いつだって いつだって
僕が悪いのさ」、


ずるいですよね。

自分の非を認めてなお淡白でいるこの感じ。

こういうずるい言葉がとても好きです。

 

 

こういう優しい曲でも根っこは強固なクライムグローしか知らなかったので、

めっちゃ新鮮に感じました。

 

楽器の音はより爽やかでより切ない。

そしてドラムの聴きどころが多い曲っていう印象も受けました……リズム隊ホントすご。

 

年齢に不相応なほど醸される、

経験を積んだ成熟さとか貫禄がこのバンドの持ち味だと思っているのですが、

こういう青くて柔らかめな曲もあったんだなー!

 

 

 

Track.4「過ぎてしまった」

 

かと思った矢先に、

次の曲で

弱さを更新してくる。

まじか。

 

この曲がこのアルバム中で一番衝撃でした……。

 

 

これも歌い出しのヤバさ。

 

初めてこんなに弱い杉野泰誠(Vo)を見た……。

 

弱いというか、控えめ?

大人しめ?

繊細さが際立つ感じです……。

 

これも切な柔らかい別れの曲です。

 

 

これより後にリリースされたアルバムからこのバンドを聴き始めたので、

若いのに強いバンドだなーーと思ってたのですが、

あそこに至るまでにこういう曲もあったのね。

 

 

始めから感じてた強さはカリスマ性みたいなものというよりは、

地に足つけて近道せずに素手で掴んできたような強さだったので、

「若いのになんでこんな貫禄出てて迷いがないのかな?」

と不思議に思うくらいでした。

 

 

こういうのもあったのかあ……(?)

 

やっぱり、努力で掴んだ型の強さを持つバンドだとより確信しました。

 

 

この2曲の後に「叫んだ歌」「くだらない」というバチバチ曲が続くのですが、

こういう流れで聴くとまたちょっと違った雰囲気に感じる。

 

 

 

好きになったものに対してはどんどん感覚的になっていってしまうので、

なんかもっと良い言い方あるんじゃないかなあ

と思いながらもこのまま書き留めています。

 

 

日に日に沼が深くなっていくんだけど、

一体どこで落ち着くんだろう。

 

 

 

トレーラー(ダイジェスト?)がYouTubeにありますので是非ぜひ……。

climbgrow「Enter Here」ダイジェスト - YouTube

 

 

今回もよいものを買いました!