新生涯ディストーション

趣味・自己満足・ご都合主義による好きな音楽の所感置き場です

キッチンで或る若者の記憶

 

今週も、お疲れさまです。

 

 

ついに梅雨来てしまったーーー……

梅雨、ホントに苦手なので毎年悲しくなります(笑)

息苦しい湿気。せめて早く北陸を脱したい。

(北陸の方すいません)

 

 

 

しかし今週最大の朗報!!

 

ハヌマーンがサブスクに来た〜〜〜!!!

よっしゃ〜〜〜〜ありがとう〜〜〜〜。

 

ということで今週聴いていたのはこちら。

 

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ハヌマーンはこのアルバムが一番好きかもしれないです。

World's System Kitchen」!!

 

初めてハヌマーン聴く人にもこれがオススメ。

1枚目のフルアルバムです。

 

このバンドの突出した素敵ポイントはこのアルバムの収録曲でだいたい網羅できる気がします。

1曲1曲の満足度がめちゃ高い上に、

最初から最後まで通しの流れが完璧すぎてもう文句なし。間違いなし。

 

 

あとこのタイトルもとっっっても好きなんですよね。

World's System Kitchenて。

 

世界の仕組みに言及するようなドキドキ感を呈しておきながら、

着地はシステムキッチンという味気なさ。

 

たった3単語だから一瞬で読めちゃうし、

単純に単語の意味を理解するまでは数秒もかからない1フレーズの中で、

情緒をジェットコースター的に弄んだ挙句、

重くない、あっさり飄々とした後味にして去る技術が有り余っている……

 

世界の重大な秘密を暴き出してるけど、

それを知らされて私たちは言葉に詰まるけど、

最後に「でも ま、これはおれの作った歌なんだけどね」

ってふっと小さく笑って何処かへ行ってしまう、

みたいなこのバンドの佇まいにぴったりなタイトルだと思うのです。

 

 

……自分で思っていたよりも、

このタイトルかなり好きだったみたいです、

今書いてて気づきました(笑)

 

 

 

そんな感じなので、

歌詞もいちいち全部すごくて半端ねえです。

前にバズマザーズの曲について書いたことがある気がするのですが、

(と思って見返したらすんごいちょこっとした初感が書いてあったのですが、

仮想現実のマリア - 新生涯ディストーション )

とにかくこの人の言葉は、

好きになってしまった人は最後、

一生好きなタイプの言葉だと思います。

ここにしかない独特の雰囲気。

 

 

 

音もドキドキガシャガシャゾクゾクな感じです()

私は好きなバンドの大半が4ピースなのですが、

こういうサウンドを聴くと3ピースの良さを心底感じます。

ドラムの動力・モーター感と、ベースの主張、

ギターの金属っぽい浮遊感。

なんでかはずっと分からないのですが、

この音聴くといつも科学っぽい、発明品っぽいイメージが浮かびます。

無機物っぽい、鉄っぽい感じの……そんな冷たい曲ばかりではないのですが。(笑)

 

 

特に「或る思弁家の記憶」と「若者のすべて」が超好きです。

 

なんだよ或る思弁家の記憶って。

厨二全開なのにどうしてこうも格好良いのか!!

この曲のイントロからアウトロまで余す所なくすべての成分が好きです。

イントロのギターとかもう一聴して深いため息出てしまう。

このギターのサイエンティスト感もすごいな。

 

若者のすべてはフジファブではありませんが、

この世代のバンドファンのアンセムになり得る懐深い曲です。

 

《歌うとは失望の望を怒鳴ることさ》

《逢えない誰かを想うとは

 失念の念を贈ることさ》

 

この2フレーズを擁しているだけで、

その辺のポエムや自己啓発は裸足で逃げ出しそうな強さ……。

 

 

 

大学の先輩がハヌマーンコピーバンドをやっていたので、

実は初めて聴いたハヌマーンはその先輩たちのコピーでした。

本家じゃないんかい。(笑)

 

とても格好良くて上手だったのでハヌマーン本家も好きになったのだけれど、

そんな思い出や記憶もあり、いろいろ考えてしまいます。

 

 

 

このアルバムには入ってないのですが、

今夜、貴方とマトンシチュー」という曲もあり。好きです。

ふたりエッヂ」というボーカル山田さんが何度かやってる弾き語りライブイベントもあり。好きです。

 

やっぱワードセンスが良すぎる!!!

(という締め方にします)

 

来週も頑張ってまいりましょ。

 

💸(ドル札が飛ぶ絵文字)

 

今週もお疲れさまです。

 

今週は久し振りに、

所用で公共施設に行ったのですが、

「うわ、たくさん人がいる!!」

っていう新鮮な驚き……

 

距離を保ってはいるものの、

いっぱい人がいると驚くようになってしまった。(笑)

慣れって不思議ですよね。

 

 

 

 

今週聴いていたのはこちら!

 

 

Make Money💸 / SATETSU

 

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佐々木画伯(正しい意味で)のキャッチーなイラストジャケット、可愛いです。

 

(でもiTunes入れたらアートワーク保存出来なかったのでとりあえず空白になっている)

 

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配信限定でリリースされたアルバムです。

データ便で届きました(笑)すごい!

 

曲作りから録音まで、ほぼ全部の工程を在宅ワークで仕上げたアルバムだそう。

 

 

アーティストはこの期間にとことん音楽やるしかない!みたいな風潮はあるものの、

この人たちのバイタリティーはマジで一際すごくて笑ってしまいます。

 

 

とりあえず通して聴いた感想としては、
すごくすごく貴重で興味深い音楽体験ができたなーーー……と思います。

 

 

J-POPの中でもいろんなジャンルで、

コロナ中に作られ公開された音源がいろいろ聴ける昨今ですが、

ある意味「コロナの状況で作られた」っていう面では一括りに出来そうなほど、

影響が大きすぎる現象だと思います。

 

 

つまりコロナ真っ最中(いつまでになるかは分からないけど…)にリアルタイムで作られた曲はどれも限りなくこの状況の影響を受けてるんですよね多分。

 

 

で何が言いたいかというと!!!

 

このアルバムは本当にその括りの最前線にいるなと思いました。

 

 

「自粛になってから作ったよ、

全部コロナ中の今のことを考えて曲にしたよ、

今配信だけで売るよ」

っていう全てをアーティストが明言してくれてるので、

「コロナ禍の曲をコロナ禍に受け取る」っていう体験を想定して作られてて、

受け取る側もそれ以外に解釈しようがないアルバムなのです。

 

ある意味ガッチガチのコンセプトアルバムだなと思います……!

 

こんなにも指定された限定的な受け取り方が出来るって、

実はかなり珍しい機会ですよね。

 

この状況からアーティストもリスナーも逃げられないし、

先が見えないという意味では全員平等で同じ土俵にいるので、

こんなにもアーティストの意図をまっすぐ受け取れる機会はそうそうないですね……

 

 

 

という意味で、すごくすごく貴重で興味深い音楽体験て言いました!!!!

伝わったのか???!!

#いつも言い回しクドくてすいません

 

 

 

まあ必ずしもそんな風に聴く義務はないんですけど(笑)、とにかく

「今に限らず本当は前からずっと乱世じゃんか、

みんな気付いてる?」

っていう佐々木の冷静で落ち着いてるけど沸々と煮えたぎる戦闘意識があちらこちらに盛り込まれていることはよくわかります。

 

 

それに加えて、

テツの音楽的趣向のフレッシュさによってアルバムの眩しさが爆上がってる!!

 

ミッシェルとかバクホンとかもお好きな、

まだアラサー兄さんの影響力を感じます。

若さが底上げされてる。(笑)

だるだるした口調で「〜なんだわ。」とか言ってそうな感じね。好きですね〜。

 

 

懐深いけど眩しくて軽やかでもあるアルバムだなと思いました!良い!

 

 

前のサテツ記事では載せてないMVも出ました⬇︎

https://youtu.be/T3_VNL7hMSI

 

 

来週も頑張ってまいりましょ。

 

世界を守る

 

今週も、お疲れさまです。

 

今週はなんだかびっくりするくらいグダグダ過ごしてしまって、今さら後悔しています。

 

非生産的ってこういうことなのか。

 

あっでも久し振りに近くの公園に行きました!

 

別に生産的ではないか……

スズメはたくさんおりました。

 

 

 

 

 

今週聴いていたのはこちら。

 

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CRYAMY。です。

 

 

新譜とか出てはいないけど、

5月中トータルでかなり聴いていた気がする。

 

 

去年の秋に初めてライブを見て、

一気に好きになりました。

 

 

お目当てのバンドは別にあって、

対バンとして出ていたクリーミーなのですが。

 

そのときはこの人たちの音源を全然知らず、

特に予習もせずライブでほぼ初めて曲を聴きました。

 

 

わりとあるあるだと思うんですけど、

予習せず見に行ってしれっと始まったらがっっっっっしり鷲掴みにされて混乱するほど感動してしまうタイプのバンドでした。

 

 

嬉しい出会い。

やっぱライブって良いですね。(?)

 

 

 

帰ってから慌てて見たYouTubeのMVなんかじゃ半分も伝わらず、

「あれをまた見たい!!!」

としばらく悶々としていました。

 

 

というかMVのサムネを見て初めて、

「これ再生したことある曲じゃん」

と気がつきました。

 

 

ライブで見てる間は、

絶対初めて聴いたと思ってた……。

 

 

そのくらい、声とか楽器の音とかが全然違って聴こえました。

 

 

リードギターがとにかくうるっさくて、

すごく好みのファズファズしさ。

ボーカルのギターもうるさいし歪みまくってすぐハウるし、

しかしこんなにノイズが溢れる中でも、

声が真っ直ぐ飛んできて驚きました。

 

バンドの音に引っかかって埋もれやすそうな、

表面がザラザラした感じの声なんだけど、

引っかからずスコーーーンと飛んできた。

 

 

MCとかも含めて、

声に魅力があり過ぎるんだと思いました。

魅力というか、味?のような。

もはや声だけじゃなくて、声を出してる身体とか頭とか、

ボーカル・カワノさんの存在が周りの音やリズムを引き出しているような。

なんだかそういうイメージでした。

 

うるっさい中でこのバンドの人格みたいなものが、ハッキリ輪郭を持ってる感じです。

 

 

あの感じが、時間が経って遠のくほど切なくなりました……

良いライブ見た後は毎回これになります……(笑)

早くまた見たいな。

 

 

 

そんな感じなので、

音源だけでは素通りしてしまった私よりも、

ちゃんとクリーミーを見つけ出した人たちさ、

 

 

絶対に絶対にライブに行きなよ……

 

 

絶対に行きなよ……!!!!

誰なんだ私は!!!(笑)

 

 

 

そんなライブに行った後、年末にEPがリリースされ、

しかし買える店舗が限られていたので(笑)、

年が明けてから東京に行った機会に買いました。

 

 

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このバンドの2枚目のEP「#3」なんですけど、

当然にすごく良くて何度も何度も聴いているので、

上半期まとめでなんか書きたいと思います()

 

 

1曲目の「世界」、特に好きなのですが、

曲も歌詞も、若さと勢いに溢れてるけど丁寧で繊細さもあってビビってしまいます。

若いのにすごいな。

 

この曲、マジで好きな歌詞が多すぎて、

連射される弾を避けられず全部食らってしまいます……

 

 

《たった100円出すだけで買えるようなコーヒーや

何億円もするビルがどこにでもあるようにあなたも

どうせ探せばいるようなどこにでもいるような人さ

それでも生きてて欲しいからあなたは生きていてね》

 

 

巧いなと思いました……

こんなん救われるに決まってるわ……

 

安い歌詞やありふれた歌詞と、素直な歌詞っていうのはやっぱり違うよなと改めて思えました。

 

歌詞書いてるカワノさんのインスタを見ると分かるんですけど、

歌詞の実話率が高くてこれまたウワアと思ってしまいます。ここまで来たらもう冷静になれないくらい好きな次元に来てしまう。

 

それゆえの素直なノンフィクションな歌詞がぐさぐさ刺さってくるんですけど、

ノンフィクションなら何でもいいわけではないので、

事実から抜き出して言葉にする部分の選別が巧いのかなーと思います。

 

 

《薄汚い日々が色を変えあなたを

引きずって突き飛ばして唾をかけるのならば

ガラスを引っ掻いたみたいな声で泣いたっていいよ

泣いたって綺麗だ あなたは》

 

 

「唾をかける」と「ガラスを引っ掻いたみたいな声」が効きすぎてる……好きです。

汚さ、耳障りさが巧い……

で最後に「綺麗」…………

うわああもう…………!!!(笑)

 

 

まだまだ行きますよ〜!

 

 

《肩を抱く人がいなくたって 結婚指輪がなくたって

誰にも愛されなくたって あなたが生きてて欲しい》

 

 

究極です……。

「結婚指輪」をこんな意味で使う人、

なーーかなか居ないんじゃないかな……。

 

「誰にも愛されなくたって、私は愛してる」じゃなくて、「生きててほしい」っていう。

 

個人的には「バンドが歌ってくれる言葉」の中でもかなり嬉しく、愛おしく有り難く響く言葉です。

 

 

同「#3」に入ってる「easily」にも、

ちょっと似た距離感の歌詞があるんですが、

 

 

《あなたが仮に不幸になったって実際マジで構わないし

あなたが仮に一人になったって私がいる保証はないし

私が仮に不幸になったって絶対あなた要らないし

私が仮に一人になったって絶対あなた要らないし》

 

 

無意識なのかもしれないけど、

気持ちに脚色が無い人だなあと。思います。

すごいな。

 

 

しかしこんな歌詞もライブだと、

楽器うるさいし声ザラついてるし叫んでるしで、

音としての声は飛んでくるけど歌詞はたしかに聴き取りづらく。(笑)

 

歌詞を歌ってるのに歌ってない、

でも音を歌ってる、のに、

音に言葉が描かれているような。

不思議な感覚になりました。

 

 

 

 

……一応まだ伝えようという気持ちはあります!!

諦めてはいません!!

が伝わってなかったらさーせん!!

 

 

ぜひ聴いてみてください!はい!

 

www.youtube.com

 

 

全曲トレーラーも見れます。

 

www.youtube.com

 

 

来週も頑張ってまいりましょ。

 

ドリアンのドリは棘のことらしい

 

今週も、お疲れさまです。

 

 

だんだん夏らしくなってきた、

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

 

この冒頭の時候の(?)あいさつ、

ただでさえバリエーション無くて困ってるのにコロナ禍で余計に狭まる幅……。

 

 

今週家でやって楽しかったことは、

チョコバナナを作って食べたことです。

 

 

 

ということで、

 

今週聴いていたのはこちら。

 

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ハンパねぇ名盤 / 超能力戦士ドリアン

 

 

 

先週だったかその辺にアルバムが出ました!

 

自らハンパねぇ名盤を名乗ってくるタイプの名盤。

 

 

正直、聴いてみたら別にハッタリだったわ……

っていうのでもちょっと面白いんですが、

確かに名盤だった……!!!(笑)

 

 

 

他のアルバムと比べて何が名盤かってところなんですが、今回のアルバム、

1曲1曲の聴き応えの成長がすごい!!

 

在野のいちモブファンこと私でさえも「おお!?」と思えるレベルです!(なんじゃそら

 

 

タイトル見ただけでフッて笑える面白アイディアは健在なんだけど、

曲やリフが今までよりずっとガッチリ作り込まれてる感じがします。

 

キャッチーでしかもなんかカッコ良いメロディーやリフの中に組み込まれるネタの可笑しさ、

際立ってます。

 

 

そんな名盤の中でも一際名曲オーラを放っているのが、ラストに収録されてる

満足バロメータ」。

 

ハンパねぇ良い歌詞です……

ファンへの手紙のような。

 

 

《払ったお金を上回る満足感を

得られるエンターテインメント

それを目指すって事が

どれほど難しいのかなんて

わかった上でやっている》

 

 

正直すぎるしストレートすぎて、

頭空っぽで聴いててもじんわりしてしまう(笑)

 

サビ終わりの

《ワイワイワイワイ楽しめなきゃ

絶対に次はない

そういう関係です僕ら》

がこの上なく好きなフレーズです。

 

素直か……。

そういえば、そういう関係でしたよね。

 

 

マジで何の重みもないテーマだけで1ミリもメッセージ性のない曲もたくさんあるんだけど、

たま〜にこういう全ての見栄がゼロになったバカ正直なほどに素直な歌詞

とてもとても光るものがある。

 

 

このバンドの良いところは、

深くない、厚くないところだと思います。

 

キュウソやヤバTと路線はかなり同じなんだけど(もちろん二番煎じって感じではなく)、

ヤマサキこやまが茶化しつつフザケつつも奥に持ってる良い意味での「見栄や主張やカウンター精神」みたいなのがドリアンには全然ない(※褒めている)気がする……

 

だからほんとに友達みたいな素直でしょーもないけど底抜けな楽しさを、

聴く側も素直に受け取れるのかな?

 

 

 

 

大仰な感じになっちゃったので、

もうひとつこの名盤で好きな曲は

パンケーキ量多い

です。

 

 

オシャレなパンケーキ屋さんのパンケーキって、

意外と量は成人男性向けの量じゃね?

ということだけを歌った曲であり、

マジでそれ以上でもそれ以下でもないです。

 

 

そういうところが良いところ。

 

またライブに行きたいバンドです。

今は曲の中だけで楽しむわ。

(そういう曲も最近出てます⬇︎

超能力戦士ドリアン@8週連続リリース on Twitter: "【新曲をフルで聴ける動画を公開】 この後24:00から配信リリース 『今は曲の中やけど』 👇配信は時間になったらコチラから https://t.co/l0S9uzVtEb #超能力戦士ドリアン で感想を聞かせてね… " )

 

 

来週も頑張って参りましょ。

 

神様について 〜嵐を裂いて編〜

 

今週もお疲れさまです。

 

 

今週は、思い立ってミッシェルのライブ映像を見返しておりました。

 

なんかテンション上げていこうかな、

という感じで(頭の悪い動機)。

 

 

私の「ギヤブルーズ」(ミッシェルのアルバム)に対する想いは以前書いたので今日は置いておくとして、

(神様について 〜聞こえる緑編〜 - 新生涯ディストーション)

このアルバムのリリースツアーラスト公演の映像「WORLD PHYCO BLUES TOUR」DVD、

私の家宝です。

 

 

この頃のミッシェルの全てがマジで好き……

 

 

この映像の好きポイントはもう数えきれないのですが、

そのうちのひとつが「ジェニー」のギターソロです。

 

 

この記事ではミッシェルの「ジェニー」ギターソロのライブアレンジパターンを記録しておきたいと思います。

 

個人的な備忘録のような感じで。

 

仮にも公開中のブログを備忘録に使う……

 

まー追加情報を偶然教えてくれる人がいるかもしれないし!

情報は水なので、独占するよりかは置いといた方がいいよねきっとね。

 

 

話を戻そう。

 

 

 

 

 

「ジェニー」は1998年リリースのシングル「スモーキン・ビリー」のカップリングなのですが。

これが超絶名曲でして(と私は思っていまして)……!!

 

 

ひとことで言うと爽快な海賊ナンバーです(そんなんでいいのか)。

 

この曲のギターソロが大っっっ好きなんですけど、

ライブではかなりのアレンジが加わるのですよね……!

 

私が好きなのは音源のギターソロなので、

音源に近いワールドサイコブルーズ(98年)のテイクが一番好きです……。

 

これが一番、明るくて爽やかで勇ましいメロディーだと思うんです!!

この溢れる爽快さと滲む勇ましさが超好き……!!

 

 

で!!

翌年99年のギヤブルーズツアーのジェニーのテイクも映像が残ってまして。

アベさんが金髪の時期ですね。

 

この時にはすでに、

かなりライブアレンジのギターソロになっている!!

しかもこの時の、かなり終盤(03年辺り)のジェニーソロに近いように聞こえる。

このテイク、および終盤辺りのテイクのジェニーソロは、

明るいんですけど音源より飄々としてて、

勇ましさよりも陽気さが強く聞こえるんです……!

まあこれもカッコいいからもう好みの話!!!!

 

 

でさらに翌年2000年カサノバも音源じゃないライブソロジェニー。

 

さらに翌年01年の代々木ライオットでは、これも音源じゃない方だけど、

ソロ後半の締め方がちょっと珍しいタイプで新鮮に聴こえます。

飄々としてるんだけど、最後は音源のイメージに近く勇ましく着地するという。

これ最初に聴いたとき新鮮でした……。

 

 

03年のフジロック「早送りか?」ってくらい早くておもろいです。これも音源じゃないソロです。

解散前最後のフジロックですね。

これはまた貴重映像で、

ジェニー1曲一通りやったあとのおかわりターンで、

クラッシュの「I Fought the Low」をやってるという!!

 

 

で、最後の03年ラストヘヴンも、

音源じゃないソロですね。

切ね〜〜〜〜。

 

 

時系列順に聴くと音源が一番爽やか勇ましく希望的な感じで、

ラストがめちゃくちゃ飄々としてちょっとおどけたような陽気メロディーなんだけど……

 

まーーー私一切リアルタイムで追っ掛けてないので、

ぜーーーーんぜん的外れだったら本当にサーセン!!!出直してきます!!!

 

 


ちなみにライブ音源アルバムだと、

ラストもカサノバも両方ジェニーは入ってなかったと思います。

ので、ライブ映像で変化を楽しむと。

 

さらに、私が大好きな大好きなギヤブルの海外盤には、

ラストトラック「ダニー・ゴー」の後にジェニーが追加されて終わるらしい!!

ええずるい!!!

 

そんなことされたら余計にギヤブル好きになります!!!ずるい!!!(笑)

 

 

 

という話でした。

今週ずっとこれ考えてたから満足!!(笑)

 

 

来週も頑張ってまいりましょ!

 

磁石のバイタリティー

 

今週も、お疲れさまです。

 

 

一応のGWが一応終わった今週ですが、

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

ちなみに私は今月に入ってから満を辞してアマプラに加入したので、

夜になると映画ばかり見ている連休でした。

サブスク万歳。

 

 

 

ということで今週聴いていたのはこちら。

 

 

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Peppermint Candy / SATETSU

 

 

 

佐々木亮介のバイタリティーって凄すぎないか??

 

 

自粛中に限ったことではないですが、

この人のぎっしりめの活動ペースと波の無い安定した熱量、

いつもびっくりしてしまいます。

ホントいつ寝てんのかな?

 

 

早速、テツと2人の弾き語りユニットで作った新曲がYouTubeで公開されております。

 

ライブでやることは考えてないそうなので、

全然弾き語り音源ではありませんが。笑

 

 

ポップで優しげで、大人なお洒落さと静かな強さが云々、

とか言うのも野暮に思えるコロナF○CKソングです。

 

 

 

この状況ゆえに生まれた新作を発表してくれるアーティストをしばしば見かけるようになってきたこの頃ですが、

その中でもこの曲のメロディーのポップさは特に際立っている気がします。

 

 

苦悩や怒りを投げてくるストレートな言葉だったり、

悲しみや不安の中でなんとか奮い立つようなメロディーだったり、

 

そんな方向性とは違う切り口から、

一見のんきに思えるほどの穏やかな明るさに乗せて思いを確かめるような歌詞。

 

 

静かな強さと、不安や悲しみをちょっとでも抱えているリスナーを導いていくような力を感じます。

 

 

 

とにかく、特に佐々木の精力的な活動とバイタリティー溢れる音楽に改めて驚き……。

 

テツもグングン食らいついていってるから何も心配いらねえ……(自宅の押し入れでコーラス録ったらしいんですけど)。

 

 

そんな感じで、

リモートでアルバム作って今月中に配信リリースしたいなあってところらしいです。

すげー……

 

ゼヒ溢れるバイタリティー感じてください。

 

https://youtu.be/om3M71mS5jY

 

 

来週も頑張ってまいりましょう。

 

 

母の好きなおじさん

 

今週もお疲れさまです。

 

昨日5月2日は、

HIDEさんと清志郎さんの命日で。

 

日本ロック界ではとても切ない日になって久しい。

 

2人とも、中高でたびたび(一方的に)助けてもらったまさにヒーローです。

そんな風に勝手に助けられてきた人がたくさんたくさんたくさんいるんだよな、

本物のヒーローですね。

 

 

で今日は、忌野清志郎についての思い出話です。

敬称略。

 

 

キヨシロー、RCサクセションが大好きな私の母(50代)のおかげで、

私の胎教はほとんどキヨシローの音楽でした。

 

母は結婚してからはライブに行ったことは無いようなのですが、

私が生まれてからもよく家でかかっていたので、

自我が芽生えた頃にはキヨシローの名前や音楽をいつの間にか知っていたような感じの出会い方でした。

 

というか、今でこそ思い返してちょっと驚きますが

母が「キヨシロー」って呼んでいたので、

 

なんか親戚?のおじさん?

的な感じかな?

 

って思ってたんですよね(小3くらいまで)。

 

そんなキヨシローが超カッコ良い本物のロックヒーローだったと実感したのは、

高校に入ってからでした(笑)

 

 

 

たくさんたくさん聴かされてきたキヨシローの曲の中で、

特に小さい頃の記憶が残っているのが

「ぼくの好きな先生」。

 

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これはキヨシローの高校の美術の先生のことだとか。

キヨシローの通っていた高校が都立日野高校っていうんだとか。

キヨシロー長女の名前がモモヨっていうんだとか。

 

母は、キヨシローについて私に熱く語ることはほとんどないのですが、

たまにぽろっと言っていたキヨシロー情報を思い返すと、

バンドファンに成長した今の自分と全然変わらなくて笑えてきます。

 

 

 

私が高校に入ってミッシェルとかを聴き出すと、

ライブで東名阪に遠征した話とか、

長年買い集めてきた雑誌のインタビューとか、

そんなことを以前より話してくれるように。

 

ヲタク特有の、

仲間だと分かると急に語り出す感じのやつですね。

 

こうして私は高校生になってやっと、

母がどれほどキヨシローが好きだったかを身をもって知ることができたのでした。(笑)

 

 

 

キヨシローが亡くなったのは私が10歳くらいの時だったと思うのですが、

亡くなったことが報道された日の母の様子が、ほとんど思い出せません。

 

どんな気持ちだったのかなー。

 

私も、好きなバンドマンより後に生まれている以上、

何か事故とか病気とかで先に死なない限りは、

好きな人たちの死を知るっていう状況が来る可能性があり。

 

どんな気持ちになるんだろう。

 

 

頭の中のイメージが真っ白になるほど、

想像つかないことの1つです。

 

 

 

キヨシローが亡くなってから少し後になって聞いたのは、

亡くなったことが報道される前の日の夜、

母が見た夢にキヨシローが出てきたという話でした。

 

夢の中のキヨシローは「スローバラード」を歌っていて、

朝起きた母は久し振りにスローバラードが聴きたくなったそうで。

そしてキヨシローが亡くなったことを知ったとき、

「最後にお別れに来たんだな」と思ったと、

この話をしてくれたことは、今でも結構はっきり覚えています。

 

 

普段夢とかファンタジックな話を一切しない人なので、

印象に残っていたのかも。

 

 

 

 

話は戻って「ぼくの好きな先生」なのですが、

そのモデルの先生と、キヨシローと、同じ高校に通っていた三浦友和の写真がありました。

 

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曲のイメージに違わない、

口数の少なさそうなおじさんだなあ。

 

今でも大好きな曲ですが、小さい頃は子供心に

キヨシローと、キヨシローの好きな先生と、キヨシローを好きな母という3人の大人があたたかく思えたような。気がします。

 

あとはきっとカズーとか楽器の呑気な音とのんびりした声とかが、好きだったのかなー。

 

 

 

身近にいつの間にか居たおじさんの、

いつの間にか耳に入っていた音楽でした。

 

改めて今聴いたら、

そんな感じでいろいろ思い出しています。

 

 

一応連休中ですが、来週も頑張ってまいりましょ。