12月下旬向きセレクション
今回は、
久し振りにテーマで選んだ曲についてつらつら書こうと思います。
なんていったって世間はクリスマス・年末年始ムードで溢れているので……
季節感は大切にしていきたい。(突然)
ということで、
クリスマス・年末を感じる12月下旬に聴いたら良い感じの曲について、
少し書きます。
1.Christmas Time / a flood of circle
まんまですね。
フラッドのクリスマスソングです。
音も歌詞もクリスマスに満ちていて、
これを聴かないとクリスマスが来ない身体になってしまった。
歌詞の描写がいちいち上手くて、
好きなワードが散りばめられている曲です(笑)
《枯れ葉蹴っ飛ばす明治通り》
《今年ももう終わり 遠い金星の光》
この辺大好き。
「遠い金星の光」に醸されてる年末感が異常だ……
ありそうで他には知らないクリスマスの描き方が、
すごく好きな曲です。
2.サンタクロース / ELLEGARDEN
これもまんまですね。
ド定番だな、と思ったけどやっぱりこれも外すわけにはいかない。
日本語詞のエルレ曲。
というか、
エルレの曲のメロディーってクリスマスっぽいものがかなり多くて、
ハッピーで綺麗なんだけどどこか切なくて優しあったかい感じの曲が多いです、
そういうもの、クリスマスメロディーをやりたかったって細美さんが言ってるインタビューを聞いたことがある気がする(ソースは遠い記憶です)。
本領発揮ってことですね。
3.ジプシー・サンディー / THEE MICHELE GUN ELEPHANT
また神ですね。
ミッシェルの冬といえばこれかなー。
この曲をかけるだけで、
なんだか空気の冷たさが増す。
《寒がりのパンクス 吐く息はダイヤモンド》
《アイスバーンをすべる 星達とララララ》
この辺の、冷たい綺麗な景色が堪りません。
頰が痛いくらいの、
冷たく切ない冬曲です。つらい。
4.ラストデイ / きのこ帝国
大晦日です。
大晦日は絶対聴く。
ギターの音がハチャメチャに良くて溜め息つきます。
あったかいコーラスとサビの歪みが、
このバンドの真骨頂って感じでただただ好き。
《くだらないテレビ見ながら
今年もこうして終わってゆくんだね》
って歌詞があるんですけど、
ファンの人の感想で
「佐藤さん(ボーカル)はガキ使派なんだ」
っていう一言を見かけたことがあって笑いました。
私は一応紅白派。
5.マフラー / 羊文学
羊文学は全体的に冬の朝っぽさが強いんですが、
この曲はタイトルから「マフラー」なので
冬の朝マフラー巻くときに思い出したりします。
ベースの音がマジで堪らん。
そして声。
この儚い、曇りガラスみたいな声が冬の白っぽさを感じさせている。ような。
ちなみにこの曲が入ってるEPが、
「オレンジチョコレートハウスまでの道のり」
っていうタイトルなんですけど、
何そのタイトル、
最高に好き…………。
6.Wish It Was Snowing Out / MONOEYES
好きすぎる。
好きすぎて6番目というちょっと変な位置で出してみました。
外は雪が降ってたらいいな、
っていう曲なんですけど、
多分雪のはずなんだけど、
主人公には外の景色が見えなくて、
あくまで 雪が降ってたらいいな、っていう曲なんです。
英詞ですが和訳してくれてる方々がいるので検索めっちゃオススメです。
歌詞中に出てくる彼女は
雪じゃなくて灰が降ってるんだ、
この世の終わりだわ、
って言ってるみたいなんですけど、
もう深読みはかどるはかどる。
ただ音はどこまでも静かにそっと雪が降り積もる景色が詰まっている感じがします。
とにかく細美世界が広がっている、
綺麗で少しだけダークさが覗いていて、
やっぱりどこまでも綺麗な曲です。
モノアイズの中でも特に好きな曲。
7.星降る夜に / The Birthday
ダメ押しのもう1チバ。
タイトルはクリスマスっぽい冬っぽい曲なんですけど、
歌詞は別にそんなことはひとつも言っていないのですが。
しかし静かな冬の夜の曲として聴いています私は。
クリーンなギターのアルペジオで切なく綺麗なメロディーの曲、
雪とか冬を連想しやすいのかもしれない。
アルペジオがずっと鳴り続けていると、
雪がしんしん降り積もる景色が浮かぶのかもしれないです。
そんなギターの音と、
曲のドラマチックな展開にじわじわやられる曲です。
ということで、
今の時期に私が聴きたくなる冬曲でした。
他にもいろいろあると思うんだけど、
今パッと思いつかないのでこの辺で。
素敵なクリスマスを過ごしましょうね、
音楽さえ鳴れば大丈夫だ。